勇者局(BASARA BRAVE ACADEMY)とは何か【御ナラティヴ】

 

勇者局とは何者か【御ナラティヴ】

『御ナラティヴ』の世界には、「勇者局」と呼ばれる組織があります。正式名称は BASARA BRAVE ACADEMY。略称は B.B.A です。ただし、読み方は必ず「ビービーエー」。間違った読み方をした勇者には、もれなく反省文が待っています。

BASARA BRAVE ACADEMYは、表向きには勇者を育成するための学校です。しかし、ただの学校ではありません。ここは、勇者や冒険者を育てる教育機関であり、依頼の斡旋や資格認定、就職紹介、研究活動、異種族交流まで行う総合施設です。いわば、冒険者ギルド、職業訓練校、大学、国際交流機関を合わせたような場所です。

勇者局で学べること

勇者局では、剣術や魔法だけを教えているわけではありません。公用語、世界史、数学、魔法、剣術、戦術、翻訳、交渉、錬金術、異種族理解、野外活動、護衛術、調査技術など、かなり幅広い分野を学ぶことができます。

特に数学は、普通の算数よりも専門的です。魔法や錬金術の分析、術式解読、魔道具設計、結界構築などに使われるため、勇者局では重要な学問として扱われています。

つまり勇者局は、「強い勇者を作る場所」というだけではありません。世界で生きていくための知識、技術、人脈、資格を身につける場所でもあるのです。

ラスボスが勇者を育てる学校

勇者局の大きな特徴は、ラスボスたちが勇者を育てていることです。普通の物語であれば、勇者はラスボスを倒す存在です。しかし『御ナラティヴ』の世界では、事情が少し違います。

ラスボスたちは勇者をただ敵として扱うのではなく、教育し、導き、時には厳しく叱りながら成長させています。つまり勇者局は、「ラスボスが勇者を育てる学校」なのです。

かつては本気でラスボスを倒しに来る勇者もいました。しかし現在では、そうした勇者はかなり少なくなっています。多くの勇者は、ラスボスを倒すためではなく、それぞれの目的を持って勇者局にやって来ます。冒険者資格を取りたい者、公用語を学びたい者、異種族の仲間を作りたい者、就職先を探したい者、魔法や錬金術の研究をしたい者など、理由はさまざまです。卒業後は、勇者局で学んだ経験を仕事や人生に生かしていく者も多くいます。

約1900年の歴史を持つ巨大機関

勇者局の歴史は古く、創設はおよそ1900年前です。現在では約5000人もの勇者が在籍しており、彼らは寮生活を送りながら、授業、ダンジョン訓練、各種作業などを行っています。

学費は、収入の10%を支払うか、作業義務という形で納めます。ただし、嘘の申告をしたり、サボったりした場合はただでは済みません。場合によっては、世界の果てへ飛ばされることもあります。勇者局は明るく楽しい学園のような場所ですが、規律についてはかなり厳格です。

勇者には階級がある

勇者局に所属する勇者たちには、階級があります。最初は全員が下級勇者から始まります。その後、実力や働きによって中級勇者、上級勇者へと昇格していきます。

中級勇者は、ラスボスたちの部下として授業の補助、報告、組織運営の一部などを担当します。上級勇者はごくわずかしか存在しません。

昇格の判断は、教官であるチョイナに一任されています。チョイナは正々堂々を重んじる人物であり、勇者たちに「勝つこと」だけでなく「生き抜くこと」の大切さを教えています。どれだけ強くなっても、命を粗末にしては意味がない。勇者局には、そうした考え方が根付いています。

また、勇者同士の決闘は禁止されています。無秩序な争いは認められておらず、破れば地獄行きです。ただし、勇者局の秩序を保つため、番長である蛮超には例外的な介入が認められています。

勇者局を率いる4人の女性ラスボス

勇者局を運営しているのは、4人の女性ラスボスです。世界皇帝であり、勇者局局長でもある 麟・カーネーション。蛇人国オフィウクスの統治者で、勇者たちの命を守る教官 チョイナ。魔族の国アクエリアスを治める、世界最強の魔法使い 無理魔理矢。鬼ヶ島の統治者であり、法律、司法、防災を司る 鬼ヶ島霊子

彼女たちは「ラスボス」ではありますが、ただ恐怖で世界を支配している存在ではありません。長く世界を治めてきた統治者であり、国民からも慕われています。勇者局もまた、彼女たちの方針によって運営されています。

明るい学園の奥にある、世界を守る仕組み

勇者局の外見は、暗い魔王城のようなものではありません。青い屋根と白い石造りの校舎。広い中庭、花壇、訓練場、寮、教室、掲示板のある通学路。見た目は明るく清潔なファンタジー学園です。

そこには、剣士、魔法使い、弓使い、子ども勇者など、さまざまな勇者たちが集まっています。しかし、その明るい雰囲気の奥には、世界を守るための仕組みがあります。勇者を野放しにしないこと。無謀な死を美化しないこと。力を持つ者を、きちんと教育すること。勇者局は、そのために存在しています。

BASARA BRAVE ACADEMYに集まる人々

BASARA BRAVE ACADEMYに来るのは、勇者を目指す者だけではありません。広い世界で働きたい者。公用語を身につけたい者。異種族の仲間を作りたい者。冒険者資格を取りたい者。就職先を探したい者。家業の商会を広げたい者。魔法や錬金術の研究をしたい者。地元を出て、新しい生き方を探したい者。さまざまな目的を持った人々が、勇者局に集まってきます。

まとめ

BASARA BRAVE ACADEMYは、勇者を育成するための学校でありながら、単なる学校ではありません。冒険者ギルドであり、職業訓練校であり、大学であり、国際交流機関でもあります。そして何より、ラスボスたちが勇者を育て、見守り、時には叱り、時には世界の果てへ飛ばす場所です。

明るく楽しい学園でありながら、規律は厳しい。自由に見えて、世界を守るための仕組みがある。勇者が成長し、ラスボスがそれを支える。それが、『御ナラティヴ』における勇者局――BASARA BRAVE ACADEMYです。