地の属性を司るテラノール大陸――世界の暮らしを支える実務の国々【御ナラティヴ】

 

【B.B.A世界設定】地の属性を司るテラノール大陸――世界の暮らしを支える実務の国々【御ナラティヴ】

『御ナラティヴ』に登場するテラノール大陸は、地の属性を象徴する大陸です。この大陸を表す言葉は「安定・現実・実務」。派手な理想や空想よりも、暮らしを支える仕事、確かな技術、堅実な生産を重んじる土地です。テラノール大陸には、牡牛座、乙女座、山羊座の加護を受けた国々が存在し、それぞれの種族が自分たちの得意分野を活かしながら、大陸全体の生活基盤を支えています。

タウラス…ミノタウロスたちの畜産と城砦の国

牡牛座の加護を受けているのは、ミノタウロスが多く暮らす国家「タウラス」です。タウラスでは、多くのミノタウロスたちが第1次産業に従事しています。特に畜産業や酪農が盛んで、肉製品や乳製品が数多く作られています。また、動物の毛皮を利用した服も作られているため、毛皮製品や服飾の分野でも重要な役割を担っています。

ミノタウロスといえば迷宮のイメージがありますが、タウラスの王宮もまた迷宮のような構造をしています。ただし、ミノタウロスたち自身がその迷宮で迷うことはありません。彼らは迷宮づくりの技術に長けており、その技術を応用して城砦を作ることも得意としています。つまりタウラスは、食料や衣服を生み出すだけでなく、防衛や建築の面でも高い技術を持つ国なのです。

バルゴ…オートマータと出稼ぎ労働者が働く生産の国

乙女座の加護を受けているのは、オートマータと他の大陸からの出稼ぎ労働者が共存する国家「バルゴ」です。バルゴには倉庫や工場が数多く存在し、世界に必要な道具が大量生産されています。さらに、食料品の加工や生産などの製造業も盛んであり、世界の生活必需品を支える重要な生産拠点となっています。

オートマータは基本的に感情を持たない存在であるため、軽作業に向いています。オートマータが中心となって働く倉庫や工場では、人間関係のトラブルがほとんど起こりません。そのため、職場で余計な人間関係に悩まず、淡々と働きたい人々がバルゴを訪れることもあります。バルゴは冷たい国というよりも、感情に左右されない安定した労働環境が整った国だと言えます。

カプリコーン…ドワーフたちの鉱山と鍛冶の国

山羊座の加護を受けているのは、ドワーフが多く暮らす国家「カプリコーン」です。この世界のドワーフの多くは鉱山付近に集まって暮らしており、主に炭鉱の採掘で生計を立てています。そのため、ドワーフの王宮は鉱山の中にあります。

カプリコーンでは鍛冶が非常に盛んです。この世界で使われる武具や防具のほとんどは、カプリコーンで作られています。さらに、包丁、ナイフ、フォークといった金属製の生活用品も数多く加工されています。ドワーフの中には職人として独立する者もおり、鍛冶屋として自分の腕を磨きながら生きる者も少なくありません。カプリコーンは、戦いの道具から日々の暮らしの道具まで、金属加工によって世界を支える国です。

持ちつ持たれつで支え合うテラノールの種族たち

テラノール大陸の特徴は、それぞれの国や種族が単独で成り立っているだけではなく、互いに協力し合っている点にあります。ミノタウロスとドワーフは協力して、防災シェルターを作っています。これは、ミノタウロスの迷宮を作る技術と、ドワーフの炭鉱採掘技術を応用したものです。地の大陸らしく、災害に備える実用的な施設づくりにも長けています。

また、オートマータはミノタウロスが作った肉製品、乳製品、毛皮製品を効率的に加工しています。タウラスで生み出された素材は、バルゴの生産力によってさらに使いやすい形へと整えられていきます。一方で、ドワーフはオートマータと協力し、生活必需品や炭鉱採掘に必要な道具を開発しています。こうして、タウラス、バルゴ、カプリコーンは互いの強みを活かしながら、テラノール大陸全体を支えています。

このように、テラノール大陸は華やかな奇跡よりも、日々の暮らしを確実に支える堅実さを重んじる大陸です。ミノタウロス、オートマータ、ドワーフたちは、それぞれの役割を果たしながら、持ちつ持たれつの関係で協力しています。そのため、テラノールには地に足のついた堅実な者が多く暮らしているのです。